2018/11/5、学内から360件の応募から一次審査、さらにはブラッシュアップを経て最終審査に選ばれた、9件の熱意あふれる学生プレゼンテーションが行われました。
グランプリとなる「学長賞」等の特別賞の他に、ご覧いただいた皆様から一票を投じていただき、最も観客の支持を得たプレゼンテーションを表彰する、「オーディエンス賞」も決定されました。
グランプリとなる学長賞は、奈良 勇輝さんの『 完全オーダーメイドキャラ弁用器具の製造販売 及び 海苔のカットサービス』が獲得しました。おめでとうございます。
工業高校・工業大学で身に着けた設計・加工技術を、異分野の『キャラ弁』に繋げた意外性、さらには、ち密な市場分析や実行プランが高い評価を獲得する原因になりました。
また、奈良さんのプランは、日刊工業新聞社主催の『キャンパスベンチャーグランプリ東京大会』においても、特別賞であるりそな銀行賞を獲得するなど、外部からも高い評価を得ました。
NITEC埼玉産学交流会賞 は別井 祐介さんの『 携帯のARアプリによる駅の案内 』が獲得しました。おめでとうございます。
研究室で学んだVR/ARの用途として、インバウンド向けの多言語化したバーチャル看板に目を付けた本プランは、わかりやすいプレゼンテーションと、災害時に備えた被災支援情報の告知モードも備えるなど、今後の社会ニーズに対応したプレゼンテーションが評価され、観覧者の投票によって選ばれる『オーディエンス賞』も受賞しました。
川口信用金庫賞は、松本 啓佑・丸山 恵佑・日野 燦一さんによる『 水泳中の危険を察知!セーフティゴーグル』が獲得しました。おめでとうございます。
研究室で学ぶ血中酸素濃度測定の用途開発として考案された本プランは、子供やお年寄りの溺水を防ぎ、安心して水泳を楽しめる環境を実現する『血中酸素濃度の測定・警告機能付き安全ゴーグル』を提案するものです。研究室で試作を繰り返した、稼働データ等のプレゼンテーションが、実効性についての高い評価を獲得する原因となりました。
宮代町長賞は、亀井 くるみさんの『 親子で通うイラスト教室』が獲得しました。おめでとうございます。
自分の趣味である『イラスト』を利用し、デザイン能力に長けた子供に育てるためのスクール運営に加え、子育てに悩むお母さんに向けたサードプレイスとしての機能や、いじめを受ける子供のシェルター機能も加える等、地域社会に必要な役割の実現性の高さが評価されました。
杉戸町長賞は、石川 光祐・葉 翰霖さんの『 学校施設を有効活用したホンモロコの養殖』が獲得しました。おめでとうございます。
海なし県である埼玉県の隠れた特産品である淡水魚『ホンモロコ』に着目した本プランは、休耕田等を利用した育成環境の整備により、県内ホンモロコの生産量を倍増させ、これを県外に特産品として販売するものでした。研究室で研究する『マイクロバブル』の生体活性化作用の活用や、学内の池を利用したテスト環境の検討、水産試験場に足を運んでのヒアリング等、実効性を突き詰めた積極性の高さが高い評価を獲得しました。
審査員特別賞は、三橋 輝浩・坂巻 航・魯 シン(修士1年)さんの 『自宅介護でも気軽に使用できる排泄検知おむつ』が獲得しました。おめでとうございます。
一枚数円程度のICタグを「おむつ」に付加するだけで、高齢者の排泄を検知できるユニークなシステムを作る本プランは、今後の高齢者の在宅介護問題の解決や、介護施設職員の労働環境改善にも高い効果があり、かつ社会制度への負担をかけない低コストである事が、プランの評価につながりました。
産学連携起業教育センター長賞は、加藤 諒介さんの 『日本工大発アクアリウムを活用したアニマルセラピーベンチャー企業』が獲得しました。おめでとうございます。
趣味のアクアリウムと、大学で学ぶ電子工作・回路設計を組み合わせた本プランは、介護施設などで安全に、いつでも楽しめるセラピー効果を提案するものとして、高い評価を獲得しました。
優秀賞は、浜飯 拓海さんの『 青森(下北半島)の特産物を関東圏に展開 地方学生を組織化した新しい企業運営』が獲得しました。おめでとうございます。
青森県の下北半島出身の浜飯さんは、下北半島の特産物を首都圏で販売できるための新しい仕掛けを検討しました。市場の競りを通さない『スマホでの撮影とオンライン発注により、輸送時に直接受発注ができる仕組みの開発』や、『都心で一人暮らしをする【fromむつ】の学生による販路開拓』等、ユニークなアイディアが高い評価を獲得しました。
また、浜飯さんはこのビジネスプランをブラッシュアップさせ、故郷むつ市のビジネスプランコンテストにも参加し入賞するなど、大学での学びを活用した故郷への貢献を実現しました。
優秀賞は、柴山 亘さんの『 駐車場経営の付加価値を向上させる無人型メンテナンススペース』が獲得しました。おめでとうございます。
モータリゼーションの環境変化による、空き駐車場問題への対策として、『誰もが手軽に車のメンテナンスやカスタマイズが可能なスペース』を提案する本モデルは、具体的な設備イメージやち密な収支計算に加え、他大学の友人も巻き込んだビジネスのブラッシュアップなど、プランを実現するための積極性が高い評価を獲得しました。